ここのところ、音声SNS・Clubhouseが盛り上がっている。
アプリ内では「Room」と呼ばれる話小屋がいくつも立っていて、話すもよし聴くだけでもよしで、色々なユーザーが交流し合っている。
じつは先日、小屋主であるモデレーター(司会)を初めて体験してみて、誰かを相手に話す楽しさと難しさを痛感した。
●1人っきりの部屋で孤独に耐え続けていた
ちょっと悩ましいところで、Clubhouseでの内容は規約により他の場所で公開できない。だもんで、まあ、にごしつつであるものの…。
登録から数日。しばらく部屋を作っても誰も来ないまま、孤独に耐える日々が続いていた。
他の部屋が盛り上がっているのは目に見えるわけで、その間は、まあ、自分だけが否定されてるような寂しさをただただ噛み締めていた。
そんなこんなで5日ほど経ち、僕の部屋にようやく一人の方が来てくれた。もう、そのときは明らかに心が躍っていて、まくしたてるようにしゃべってしまった。
●突発のミニミニトークライブで手応え
来てくれた方と話しているうちに、別の知り合いとじっは繋がっていることが分かった。
お二人ともアイドル関連の方だと分かったので、これはチャンスとばかりに、即席でアイドル事情のような「ミニミニトークライブ」的な部屋を、改めて作ってみた。
Clubhouseはおそらく、モデレーターや数名のスピーカーによるテーマトークの方が向いてそう。
即席で作った空間や台本なしでぶっつけ本番なトークながら、ありがたいことに、20名ほどのオーディエンスも来てくれた。
●とにかくゆるく場の空気を大切に
とはいえ、色々な課題もみえた。まず、タイトルの付け方はやはり肝だ。僕は、定番化させるねらいも込めて「番組名+放送回+テーマ」としてみた。
ターゲットを絞り、何を話すかタイトルであらかじめ提示しておく。ただ、実際の中身はガッチガチに進行することなく、脱線しまくってもいいので、とにかくゆるくしゃべるのがよさげ。
他の上手く切り盛りしているモデレーターの方をみても、ときにはオーディエンスをスピーカーに引き入れてみたり、とにかくその場の空気を参加者みんなが楽しんでいる方が、聴いてても心地よい。
今のところ、有名人などインフルエンサーたちの部屋が比較的盛り上がっているが、これからを考えると「Clubhouse発のヒーロー」が誕生するかも楽しみ。
日々、ライターとして活動しているが、モデレーターないしスピーカーとして、もう一つ自分の軸を作ってみたい。