再びの緊急事態宣言で、取材や打ち合わせもすっかりリモートに戻ってしまった。気が付けば1ヶ月以上も電車に乗らないまま。何だか「またまた体がなまってきたな」と思うこの頃で…。
まあ、それはさておき。リモートで人と話すことが増えてくるにつれて、ある思いがわいてきた。「果たして、こっち側の照明をどうするべきか」という疑問である。
音声について「あれ、聞こえづらくて?」みたいなやり取りの経験はあるものの、こっち側の印象が、光の当て方で変わってくるんじゃないかと思ったので、自宅でちょっくら比べてみた。
●自宅の作業場にはLED照明とアーム式ライトの2つを設置
僕の仕事場は主に自宅だ。2LDKの一室、和室に作業場があり、プリンタやら何やらに囲まれながら、基本的にはノートPCで調べ物をしたり、せこせこと原稿を書いている。
和室の天井にはメインであるLED照明(写真左)を、デスクの左端にはアーム式ライト(写真右)を設置している。
●3パターンの状況でカメラ越しに映った自分を検証
LED照明とアーム式ライト。それぞれ単独で使ってみた場合と、二つを同時に付けた場合を比べてみた。なお、以下はいずれも、モニター上に映った僕を、スクリーンショットで撮ってみた画像だ。
1)LED照明のみ
前提として、ブルーライトカットレンズが青く光ってるのはまあ勘弁という感じで…。それはさておき、デスク前のイスに座った状態で、僕の正面から斜め上に部屋のLEDの照明があるのだが、光が上から当たり過ぎているのかどうみても暗い。
2)アーム式ライトのみ
アーム式ライトの位置は、座った状態で僕の左斜め前。ただ、先ほどのLED照明が体感で1m以上離れているのに対して、距離としては遠くても30cmほどだからか、わりとクッキリしている。辺りが暗くなっているぶん、背景などを考えても比較的見やすい。
3)LED照明とアーム式ライト
カメラの性能もあるかもしれないが、辺りが満遍なく明るい環境だと基本的に映像がぼやける印象もあった。LED照明とアーム式ライトの2つを使っちゃえば「すべて丸く収まる!」と思いきや、どうもハッキリとしていない印象もある。
●結論は?
いやはや、正直なところ「好みじゃね?」とは思えたけど…。ただ、個人的にはできる限り近い距離からアーム式ライトのみが当たっていて、辺りが暗い方が、会話相手である自分に集中してもらえるんじゃないかと思った。
注目すべき(されるべき)ところに光を集中させるというのは、写真とも共通する部分でもある。とりあえず、相手からの見え方として「自分がどうリモート映えするか」も、改めて大切じゃないかと気付かされた。