立場にあぐらをかいてはダメ〜ライターがブログを始めた理由〜

ライターとしてボクは、日頃から取材して原稿にまとめるのを生業にしています。ある日は誰かのために徹底的に下調べをして、またある日には現場での取材やインタビューにより、対象となっているできごとを掘り下げる。

そんな毎日を過ごしているのですが、ふと「自分がない!」と危機感に陥りました。これは何もライターに限った話ではなく、とりわけ誰かのためにあくせく働いている人。飲み屋でとにかくお客さんを楽しませるためにひたすら付き合いで飲み続けている店主の方や、他人の悩みに寄り添いカウンセリングをしている方々などなど、多くの方にもあてはまる感情ではないでしょうか。

そんな気持ちを少しでも軽くしようと始めたのがこのブログなのですが、じつは、もう一つの目的があります。

それは、自分をさらけ出す怖さを身をもって体感するコトです。

ボク自身は、エッセイストでもなくコラムニストでもない、一人のライターです。よく「ライターをしています」なんて話すと「文章を書けるなんてスゴいですね」と言われる機会も多々あるのですが、ボクの本分はじつは違います。

ライターというのは、誰かになりかわってきちんと裏付けを持った情報を伝えるのが役割です。ただ、そんな仕事を続けている中でふと「自分は誰かの笠に守られているだけなんじゃないか」と思ったのが、ブログを始めたもう一つの動機でした。

取材させていただける方々と、いわば同じ気持ちになる。いやはや、ライター歴十年にしてそんな根本的なところが分かっていなかったというのは、何とも恥じるところではあるものの…。早かったのか遅かったのかはよくわかりませんが、いずれにせよ気が付くタイミングによしあしもなく、人生なんて「いつになっても勉強」だと痛感しています。

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